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情報通信


               無線LANの不安定要因


                         パッケージソフト部 部長 宮内


 無線LANの接続が切れたり、不安定になる要因を解説します。

・無線LANの規格別の特徴 (IEEE802)

規 格 11g 11b 11a 11n
周 波 数 2.4GHz帯 2.4GHz帯 5GHz帯 2.4GHz+5GHz帯
チャンネル数 13 13または14 4または5 2または9
電波の距離 比較的長い 比較的長い 短い 短い
干 渉 しやすい しやすい 少ない しやすい・少ない
最大速度(bps) 11M 54M 54M 600M

・周辺の無線LANとの干渉

 一番多い原因は、電波の干渉です。無線LANは、チャンネルによって利用する周波数帯

が設定されていますが、周辺の無線LANとの干渉が原因で通信が不安定になる可能性は大

きいです。

 2.4GHz帯は、周波数の範囲が一部重なっていますので、チャンネルが近いと干渉しやすいの

で、周辺の無線LANのチャンネルと離れたチャンネルを使用します。

 また、5GHz帯はチャンネルによって周波数が重なりませんので安定して通信が出来ます

が、電波の届く範囲が短いので、広範囲の使用には向きません。同じ室内での使用でしたら、こ

ちらの方が良いでしょう。


・他機との干渉

 2.4GHz帯は、電子レンジやBluetoothなどを使用中に干渉します。特に電子レンジは、

非常に大きなノイズを出しますので、極端に通信速度が落ちたり、遮断されたりしますので、影響が

大きいと言えます。Bluetoothですが、無線式のマウスやキーボードなどで使用している物

もありますので、使用をやめると通信が安定することもあります。

 その他にも不安定要素がありますが、上記の要因が多いと思われます。参考にして下さい。



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