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The Limit
of The Sky No.99 Page 6
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サロン
健康食材きのこ
税経管理第6部 夏目 晴美
しいたけ、えのきたけ、なめこ、まいたけをはじめ、きくらげ、えりんぎ…と、
この季節、食卓をにぎわすきのこたち。おいしさはもちろんのこと、きのこには
栄養もぎっしりと詰まっています。
きのこの成分は、水分を除くと、胃や腸の掃除役として知られる食物繊維が四
割以上。エネルギーの代謝に欠かせないビタミンBも含まれます。それ自体ロー
カロリーですから、体重が気になる方にはピッタリの食材です。肉と一緒に食べ
れば、肉の脂によるコレステロール値の上昇を抑える働きが期待できます。その
ほか、血圧をコントロールするカリウムも含有。これはどのきのこにも、ほぼ共
通しています。
また、太陽の光をたっぷりと浴びて乾燥したきのこ=干ししいたけや干しきく
らげには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富。最近の干ししいたけは
熱風で乾燥しているものも多いのですが、水でもどす前に30〜1時間ほど日光に
当てることで、ビタミンDはなんと10倍にもなります。
そんな体にうれしいきのこですが、よりおいしく食べるために、ちょっとした
ポイントがあります。きのこのうまみのもとは、グアニル酸という成分です。こ
のグアニル酸は、昆布のグルタミン酸と合わさることで、そのうまみが17倍にも
ふくれ上がるのです。しょうゆにもグルタミン酸は含まれますから、昆布でだし
をとり、しょうゆで味付けして食べると、うまみがグンとアップ!きのこと昆布
としょうゆは相性抜群と覚えておきましょう。
和、洋、中とどんな料理にもよく合う食材、きのこ。主役になることは少ない
けれど、うまみたっぷり体にいい成分も満載!少しずつでも毎日食べたいですね。
11月5日(金)は、社員慰安会のため休みとさせていただきます。 |