The Sky's The Limit



お知らせ

税務署が大きく変わりました
~次世代国税総合管理システム/KSK2 とは?~

税経管理第9部 部長 角田(伸)

国税庁は、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」を踏まえ、あらゆる税務手続きが税務署に行かずに出来る社会を目指し、各種申告・申請や納付に関するオンライン手続きの提供を進めています。

こうした各種オンライン手続きの拡充に鑑み、令和8年10月1日より全ての税務署での総合窓口(申告書等の受理、用紙の交付、納税や納税証明書の交付等)における受付時間は、原則として午前9時から午後3時までに変更となりました。

但し総合窓口の受付時間外であっても、開庁時間内(午前8時30分から午後5時)までの来署や電話連絡の場合でも対応はしますが、可能な限り変更後の受付時間内でのお願いをしています。

1. 令和8年9月24日国税総合管理システムKSKが次世代国税総合管理システムKSK2へ変更がありました。

(1)そもそもKSKシステムとは何ですか?

  • ・法人税、所得税や消費税等の申告情報の管理
  • ・各種届出書や申請書の管理
  • ・国税の納付状況や還付金等の管理
  • ・税務調査や滞納情報等の管理

(2)次世代のKSK2システムへ変更すると何が変わるのですか?

  • ・申告書や各種届出書等を幅広くデータ化
  • ・調査官等が端末上で各データの確認が可能
  • ・AI-OCRでの文字や数字の読み取りでの作業効率化
  • ・AI でのデータ分析(税務調査先の選定にも使用)

(3)納税者側の具体的な変更点は何かありますか?

  • ・申告書等の様式がAI-OCR対応のレイアウトへ変更
  • ・税務署からの通知書の番号が13桁の「お問い合わせ番号」へ変更
  • ・納付書の整理番号が「お問い合わせ番号又は法人番号」へ変更
  • ・納付書の形状がこれまでの3枚綴りからA4サイズの単票式へ変更
  • (変更税目は法人税、消費税、所得税、相続税、贈与税、源泉所得税等)

2.納税をオンライン納付する場合の注意点は下記の通りです。

(1) ダイレクト納付の基本的な操作手順や仕組みの変更はありません。但し下記の注意点があります。

・ダイレクト納付が完了した際等に税務署から各通知を電子で受取る同意方法について「都度の同意」から「事前の一括同意」に変更

・納付後の受信通知等の「整理番号」が、「お問い合わせ番号」に変更

(2) クレジットカード納付における直接的なルールや決済手続きの変更はありません。但し下記の注意点があります。

・クレジットカードお支払いサイトで直接入力して支払う場合について、これまでの「整理番号」が「お問い合わせ番号」に変更

(何も表示がない場合、法人は法人番号の入力、個人は入力不要)

(3) インターネットバンキングでの納付については、各金融機関にてご確認下さい。

3.その他

(1) 手元に旧様式の納付書があるのですが使用できませんか?

・国税庁は混乱を避けるため旧様式の納付書に関して、新様式へ変更後も当分の間使用可能としています。

(2) 税務調査も何か変わるのですか?

・税務調査先の選定について、従来の勘や経験による選定からAI による統一基準のデータ分析による選定へと変化

・従来の縦割り管理から、法人税、消費税や相続税等に至るまでの横割管理への高精度化

・同族会社や経営者個人の関係性を一体で分析可能

・調査官がタブレット端末などを使用し、現場からKSK2システムへアクセスしてその場で各データの照合をすることによる効率化

・全国一元管理による管轄外へ逃れることの無効化

今後の税務調査に関しては、統一基準の高度な分析により税務調査先の選定が行なわれるようです。

税務調査は、経営者にとって貴重な時間が奪われ悩ましいものです。

一番大切なことは日々の取引の正確な記帳、領収証や請求書などの証憑書類の保存、うそや偽りのない申告をすることを心掛けましょう。

参考:国税庁HP 国税システムの更改について他

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